シャーロック・ホームズは一体何者?そして職業は?を解明します。

最近シャーロック・ホームズにハマっています。思いがけず、電子書籍のコンプリート版が手に入ったのです。毎日、1巻から全巻読み通そうと頑張っている最中ですが、毎回、映画とは違うトリビアが発見できます。

コナン・ドイルのシャーロック・ホームズは、今では殆ど古典扱いされていますが、内容はミステリー&ハードボイルドです。

ロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウのシャーロック・ホームズ映画では最初からアクションで展開が早く、主にモリアーティ教授との死闘が展開されます。それまではシャーロック・ホームズは中年紳士のイメージだったのですが、この映画でアクション系なんだ、と思い原作を読んでみたくなりました。

そこでホームズはマーシャルアーツの達人で名探偵となっていますが、ホームズは一体何者?というと原作の「緋色の研究」に出てきます。(原題はA Study In Scarletです)

「緋色の研究」はホームズとワトソンの出会いから始まります。ワトソンは軍医です。戦場で負傷して傷も癒えぬまま、毎日を無為にホテル生活しています。でも生活費も尽きてきたので知人に相談すると、ルームシェアの相手を探している人物を紹介されます。それがホームズです。

その知人に言わせると、ホームズは医師でもなく教授でもない研究者です。毎日、研究室にこもり、研究に没頭している天才科学者です。良く言えば天才、悪く言えば変人だと言います。特に犯罪に関してはマニアックで、ロンドン市警のアドバイザーもやっています。

でもロンドン市警に正式に雇われているわけではないので、市警から報酬は出ません。つまりホームズは就職していない状態で、このままだと、いわば無収入です。日本の戦隊ヒーローも、「このヒーロー達はどうやって生活してるのだろう?」と常々思っていましたが、やはりホームズにも同じ疑問を持ちました。

ホームズはフリーターなのか?それともアルバイトで研究をしているのか?いやいや、親の遺産があるのかもしれない。

そこでホームズ曰く「for cheese and bread」(チーズとパンの為に)つまり生活費の為に、解決困難な事件を抱えている探偵や一般市民の相談を有料で受けているのです。相談料はかなりの高収入みたいです。後にワトソンも医師として収入を得るのですが、多分この時点ではホームズの方がワトソンよりお金持ちです。あくまでワトソン目線で書かれているので、ワトソンもいろいろな想像を巡らせています。

そして相談は有料なので失敗は許されません。理論だけで解決出来ない時や人手が足りない時はどうするのか。大丈夫。奥の手があります。ホームズ自ら賃金を支払い組織した、お抱えの探偵団がいます。しかも彼らは優秀で頼りになります。つまりホームズはアルバイトを雇っているということです。この時点で、既にホームズは経営者です。

更にホームズは、自分の理論をジャーナル誌に発表したりして、有名になるようマメにプロモーションもやっています。なので、ホームズは趣味的な探偵ではなく、しっかり探偵ビジネスをやっているのです。